4⃣良い水を飲む。
日本の水は綺麗。というのは海外の方からも良く言われていることですね。
浄水場でろ過を繰り返した水は綺麗な状態で各家庭に提供され
私たちの生活にはなくてはならないものになっています。
しかし一方で、
水の中にも栄養が含まれているということはあまり知られていない事実なのです。
水は無機質なもので栄養はない。
水道水が一番きれいだ。と思う方は大勢いらっしゃいます。
確かにそうなのですが、飲める状態になるまでにほどこされる工程で
水の中に含まれる栄養がなくなってるのはご存じでしょうか。
その工程こそ、消毒なのです。
山の飲み水と水道水、どちらが綺麗ですか?と言う質問をした場合
水道水と答える方は非常に多いのです。
日常で使い、安全なイメージが強いからですね。
できることならば、自然の水をポリタンクに入れて自宅で飲むというのが
体にはいいのですが、手間と時間、少額ですがお金もかかります。
前にもお伝えしたことですが
水を飲むということは、体の状態を整えて、老廃物を出すということです。
ここで、高齢者の方が問題視することを切り口に
水分を摂るメリットをお伝えしておきたいと思います。
水を飲む=体が冷えるは間違い?
100%関係ないとは言えませんし、体が冷える効果はあります。
しかし、少し誤解されているかもしれません。
筋肉が正常に機能するためには水分が欠かせません。
筋肉内に80%ほどの水分がないと、正常な働きができないため
熱を発生させることができないのです。
高齢の方が寒がりが多いのは、水分不足による体温調節機能の低下があります。
水を飲んだら冷えると考えている方は非常に多いのですが、
実は100%そうではありません。
人間の体の構造上、7割は水分で出来ています。
体温調節に欠かせないのが筋肉による体温上昇です。
寒い時にぶるぶる震える経験は皆さんもされていると思いますが
あれは筋肉が震えることで熱を発生させようとする反応です。
水を飲むと寒くなるのではなく、筋肉量が少ないから熱が出せず寒い
というのがカラクリなのです。
少しまた怖い話をしますが
血液中の水分量が少なくなると、血流が悪くなり体温が下がりやすくなります。
血液の流れが悪くなるということは、脳梗塞、心筋梗塞など命に係わる
病気のリスクも高くなり、病院通いの生活、運が悪いと突然死という結果になります。
体の水分の1%がなくなるだけで、体調不良につながると言われています。
高齢の方が
「水を飲んだらトイレに行かなければならない」と言うのは
「できるだけ動く要因を作りたくない」というのが本音でしょう。
しかしその選択は、自分自身の未来が辛いものになる可能性があり
「こんなはずじゃなかったのに」と後悔することにならないでしょうか。
水を摂らないでいると、様々な病気のリスクをともない
老化を促進しかねません。
水を飲む。単純ですがとても大切なことなんですね。