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パブロ・アイマール を語る⑦

アイマールはバレンシアで更に名をあげ、その美しいプレースタイルと端正なルックスで

日本でも人気をあげていきました。

 

その理由は、アイマールの素晴らしい人間性によるものだと思います。

あるインタビューに答えるアイマールを見ていると、彼がとても優しく温厚で

純粋なサッカー少年であることが分かります。

記者の質問に答えている姿はとても紳士で、時折みせるあどけない笑顔は

安心感に満ちていました。

 

彼がバレンシアに所属していた時に、インタビューで語っていた内容を少し紹介したいと思います。

Q:あなたの生い立ちは? いつからサッカー選手を目指していた?

「僕が育ったのは人口15万人ほどのとても美しい街でした。

街の周りは空き地が広がっていて、子供たちはみんなサッカーをしていましたね。

僕にとっては最高の街。なにしろ生まれ故郷ですから。

 

6歳でクラブチームに入るまでは 父と弟とサッカーをしていました。

いつも父はサッカーを通して 僕を楽しませてくれたんです。

幼かった僕はいつもボールを奪われてばかりでしたけどね(笑)

ただ子供の僕にとって サッカーは友達と遊ぶものでしかありませんでした。

 

本当にサッカー選手になることを考え出したのはずっと後からでした。

むしろ気が付いたらプロになっていた と言う方が正しいかもしれません。」

 

Q:サッカーがうまくなるためにしていることは?また、あなたのように特別な選手になるためのアドバイスは?

「サッカーをするということは とにかく一生懸命に練習することです。

学ぶことはたくさんあるのだから情熱をもって取り組むべきです。

そして大切なのはサッカーに喜びを感じること。

それができれば必ずサッカーはうまくなるはずです。

 

僕に才能があるからだと言う人もいますが

才能よりもサッカーに対する熱意を持ち続けられるかどうかだと思っています。

サッカーに対する熱意と喜びさえあれば より長い時間ボールを蹴って

より多くのことを学べるはずなんです。

生まれ持った才能なんて 5%にも満たないものだと僕は信じています。

気持ち次第で素質なんてどうにでもなる。

たとえそれがフィジカル面のことであってもです。」

 

フィジカル面は私の課題です。

昨シーズンは怪我が続き思うようにいかず辛かったですよ。

体調がいいときはいいプレーができましたが それを保つことができませんでした。

だからこそ今シーズンこそ 結果を出したい。

いい成績でシーズンを終えたいと思っています。

 

子供のころの僕にとって サッカーは喜びそのものでした。

それは選手となった今でも変わらないのです。

喜びと共にプレーしてこそ、サッカーは美しいと思っています。」

 

世界最高の選手となったリオネル・メッシが目指した選手は

とても現実的に物事をとらえ、そして努力を惜しまない選手であることが分かります。

アイマール自身が発した言葉の1つ1つは

サッカー選手を志す方の心にに刺さる言葉ではないでしょうか。