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ルイ・コスタ を語る②

ウイニングイレブンをご存じでしょうか。

知っている方は、毎年楽しみにされていることでしょう。

リアルサッカーゲームの先駆者と言うべきKONAMIさんの傑作集です。

当時ウイニングイレブン4?5?くらいだったでしょうか…

トップ下の能力値が高い選手として ジダン ルイ・コスタ がいましたね。

 

選手1人1人にとても正確な能力値をつけることでさらにファンの心をくすぐり

自分だけの最強のチームを作った人も多かったと思います。

 

さて、時代は少しさかのぼり リアルサッカーの話に戻しましょう。

当時の最強の選手をあげればきりがないのですが、

中盤で特に印象深い選手といえば、ジネディーヌ・ジダン でしょう。

トラップの技術・ドリブルを織り交ぜる華麗なキープ力・両足から放たれる強烈なシュート

…あげればきりがないですが 名実ともに世界最高のトップ下でした。

 

そのジダンですら、2000年シーズンのルイ・コスタの前ではかすんでしまうほど

彼は強烈な光を放っていたのです。

伝説の対ミラン戦はほとんど漫画のような出来事。

ルイ・コスタ要する、ホームのフィオレンティーナは

あのアルベルト・ザッケローニ率いるACミランを迎え撃ちます。

ミランは前年にスクデットを獲得したばかりでしたね。

ミランのミッションは当然のごとく、ヌノ・ゴメスとキエーザにルイ・コスタのパスを通させないこと。そのキーマンには2~3人のマークがつく展開でした。それを逆手にとるのがフィオレンティーナの10番。まるでそれがわかっていたかのようにパスの強弱で翻弄、ポジションスイッチで簡単にミランの牙城が崩れるのでした。

1点目はペナルティエリアからやや右でファールをもらい関節FK得ます。キッカーはルイ・コスタ。蹴ったボールはするどく曲がりながらヌノ・ゴメスの頭にドンピシャリ。

左サイドに流れたルイ・コスタにマークが集まりスペースができたところへコイスが侵入し見事な胸トラップから2点目。

3点目はセンターライン付近でミランのコスタクルタのヘッドパスをルイ・コスタがかっさらいカウンター。ドリブルで侵入し、左サイドを並走していたキエーザにダイレクトで打てる優しいパスを供給しました。

4点目は自分でとどめを刺します。前がかりになったミランのDFの間にポジションを取り続け、味方がインターセプト。こぼれ球をそのままドリブルで持ち込み、パスを警戒するDFのタイミングをずらして股を狙ったシュートを放ちます。GKはイタリア代表のアビアーティ。一歩も動けませんでした。

スコア 4-0 ミラン首脳陣がルイ・コスタの獲得を決めた試合と言われています。