どんな仕事でも上司が居て部下がいます。
介護職でもその構図は変わりませんが、会社のように
社長 部長 課長 係長・・・などのような順番に役職があるケースは少ないです。
社長 管理職(主任) 介護職 というように差はほとんどありません。
特に管理職と介護職は毎日顔を合わせるくらい近い存在と言えます。
管理職も立派な上司ですが、
ここでは付いていくのに心配な管理職の例を挙げていきたいとを思います。
前のお話で信頼される上司というお話をしましたね。
簡単に言えばその逆なのですが…
日本特有の考え方が管理職の在り方を分けてしまうケースがあるのです。
「私は管理職だ」と権力につくと自分は偉いと錯覚してしまい、
管理職というだけで周りの人がチヤホヤしてくれると思い込んでいる人がいるのです。
古いドラマに、社長というだけで周りがヨイショをする表現を
見たことはないでしょうか?
私は偉いんだからそれくらいしてもらって当然だ。という考え方です。
現場にも少なからず管理者に機嫌取りやヨイショをすることで
気に入られようとする人も出てきてしまいます。
まるでジャイアンに機嫌をとるスネ夫のような…
うそのようですが、実際にそんな方はいます。
自分の評価に傷がつくことを非常に恐れているため、
ミスを人のせいにしたり、問題があれば
誰かがなんとかしてくれるのを待つという対応をしてしまいます。
ある意味仕事を振るという点では優れています。
しかし、
現場は自分のする仕事ではない…という考え方が災いし
クレーム対応・苦手な利用者 という困難でやりたくないことは
何かしら理由をつけて逃げてしまいます。
すると、そのしわ寄せをほかの誰かが受け持つことになってしまいます。
そんな現場の空気は…決していいものではありませんよね(笑)
日に日に不満は蓄積され、現場の人から完全に信用を失ってしまいます。
ゆえに
働きたくない!ついていけない!と思う方が出てきてしまうのです。
では、働く前に何か手立ては無いものか…
私が送る言葉はまず
働く人の出入りが激しいかどうか調べること。です
問題のある事業所は、離職率が高いという特徴があります。
2つ目に
働く前に極力見学に行き、現場視察をしてみてください。
直接足を運ぶことで雰囲気も見れますし、職員の方が楽しく仕事をしていたら
当たりといえます。
見学終わりに必ず「何か質問はないですか?」と聞いてくれますので
「管理職の方はどんな人ですか?現場で一緒に働かれますか?」と聞いてみてください。
それだけでOKです。
その質問に対する職員さんの反応だけでなんとなく分かるはずですよ。
下で働く方が管理職の方へ信頼を寄せる言葉を出せば問題ありません。
奥歯に何か挟まったような反応はダメと言えるでしょう(笑)