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家族を介護するということは

家族介護の負担の大きさ

家族を介護されているすべての方へ…一言

大変です。お疲れ様です。ただ、ただ大変な日々を送ることが多いですね。

 

介護するものが自分しかいないという悩みを持ち続け、努力や苦労をしても報われない。

そんな長いトンネルから抜け出せずに心身ともに疲れ果てていく。

それだけ頑張っている人がいます。

 

そんなことないよ…と家族介護をされながら生き生きしている方もいます。

 

 

あなたは家族介護の実際を想像できるでしょうか。

 

日常的に起こる事例では、転倒です。

ただ転んだだけでしょう。そう思う方も多いと思います。

問題は高齢になると、筋肉・骨がとても弱くなっていることです。

 

そこで一番多いケガが 大腿骨骨折 です。

大腿骨は太ももの骨で、比較的頑丈とされる場所なんですが、

転倒するだけで折れてしまう。それが高齢者の体力ということです。

 

1回の転倒がきっかけで、入院し手術になります。術後はすぐに歩けません。

体力はなく、足のケガによりさらに転倒するリスクが高くなります。

そのため、強制的に車いすでの生活になっていきます。

病院でのリハビリは30分程度で、あとは車いすで移動し、トイレやベッドにうつるときにのみ立つだけになります。明らかな運動量の不足です。

しかし、ある程度車いすで生活できる状態だと判断されると、すぐに退院をさせられます。

 

自宅に帰るとなると、たくさんの問題が浮上します。

 

車いすで段差のある家に入れるでしょうか。

家に入って車いすで移動できるでしょうか。

トイレは1人で行けるのでしょうか。

車いすから降りれるのでしょうか。

食事はどうするのでしょうか。

お風呂は入れるのでしょうか。

また転ばないように生活を送ることができるでしょうか。

 

書いている本人ですら悩む問題ばかりです。

そこで困らないようにするために、介護サービスを事前に申請して使う方が多いのです。

 

なんだ、じゃあ大丈夫でしょう。

 

そう思われる方もいるかもしれません。

 

しかし、介護を必要とする家族がいるということは、家族が中心になって支援しなけれならないのです。

 

必要物品の買い物(食料品・日用品・オムツなどの消耗品)

金銭管理(生活費・介護サービスの利用料など)

病院受診・薬情報などの連絡

 

といったことは最低限、家族の肩にのしかかります。

 

介護サービスをなにかしらの理由で利用できない方もいます。そうなるとさらに

大変になります。車いすの介助・オムツ交換・食事の用意・着替え・入浴といった介護のプロがすることを家族がする場合もあるのです。しかし、その生活は共倒れになりかねません。

 

転倒の例は、あくまで多いものであり病気やケガの度合いによってはさらに大変になるケースもあるのです。

 

今後、私の知る大変なケース例を紹介できればと思います。

今日も家族の介護をされているすべての皆様へ…

すこしでも休めますように