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施設のルーティンづくり

気づきを大事にできますか?

良い施設は独自のルーティンを上手に形成しています。そのルーティンを作ることに成功している施設は、職員それぞれが“気づき”を持っています。

どういうことかというと…

 

説明するために、突然ですが問題を出しますね。

Q 施設①、②の朝礼を比較したとき、どちらが良いルーティンだと言えるでしょうか?

 

①職員出勤→朝礼20分→業務 という施設

②職員出勤→朝礼10分→掃除10分→業務 という施設

 

答えを先に言ってしまうと、②の施設が良いルーティンだと言えます。

ある優れた狙い、職員を成長させる工夫が隠されています。

 

少しだけ、あなた自身が管理職という設定で①、②の施設のルーティンの強みを考えてみてください。

 

答えは出ましたか?出された回答は大事にしてくださいね。

 

まず①の施設はどこにでもあるルーティンです。

朝礼で申し送りをしっかりしてサービスの質につなげるという狙いがあります。大きな変化はなく日常的にこのルーティンを繰り返しています。

 

では②の施設です。

朝礼を10分にすることで、朝礼の申し送り者は簡潔に内容を伝えるように訓練されます。聞き手もその習慣がつくことで、しっかり内容を聞くようになります。また、短い時間で内容を伝えれるような工夫も生まれてきます。職員1人1人の“気づき”が少し多い環境になるのです。

朝礼のあとに10分掃除をすることで、どこが汚れているのか、ゴミがたまりやすいのかを日常的に職員全員が意識するため施設が綺麗にたもたれます。連携が高くなることで、個人が気づいていないところへの“気づき”を多数で作りだしています。

 

負担の少ない10分という区切りに魔法が隠されているのです。

どうして10分なのでしょう…

答えは単純でした。人間の集中力の限界がおよそ10分だからだそうです。

 

良いルーティンを作ることのメリットの紹介でした。

以上、参考になればうれしいです。