海外での介護職員・看護職員の給料が3倍…
この事実は日本の介護業界に大きな衝撃を与えています。
前回お伝えしたように、日本の介護職の給料は薄給です。
少しずつ上がったといっても、安定した生活ができるほどではありません。
介護職で600万円をもらう人は ひと握り…いえ、ひとつまみの人です。
まず間違いなく、かなり上の役職についている場合でしょう。
そのひとつまみの人になるには、長年の介護経験、介護資格などの取得を
続けてようやくなれるかどうか…
介護報酬も3年に1度の見直しのたびに減らされる始末です。
介護事業を企業した経営者なら話は別ですが(笑)
おそらく、今後も介護職員の海外流出は密かに進んでいく見込みです。
日本でたくさん苦労をしなくても、海外で現地の言葉をある程度話すことができれば
介護職で年収600万円は夢ではないからです。
今の日本では、将来の不安に押しつぶされる若者は増える一方。
1つは解決できない超・超・超高齢化社会の到来とともに行われる税制です。
恐ろしく徴収される税金の数々。
少ない給料で日本に住み続けるには、タフさが求められることでしょう。
およそ4000万人といわれる高齢者の大波は、どうあっても防ぎようがありません。
できることといえば、高齢者の方ができるだけ自立生活を維持できて
健康であり続けるという望みにかけるしかないのです。
しかし、現実はそう甘くはありません。
今より辛いことが増えて、給料が低いままの日本と
同じ仕事でも高給がもらえる海外…差は歴然です。
多くの人は後者を選んでしまいますよね。
海外を志す人が多くなるのは、ある意味必然ではないでしょうか。
そうなれば日本は
ただでさえ足りていない介護職員の確保が一層難しくなり
介護を受ける当たり前が消滅する日は
本当にやってくるのかもしれません。