高齢になると出てくるのが意欲の低下、興味の減退です。
突然ですがとあるお爺さんのお話です。
奥さんは10年前に他界し、息子が1人います。
息子は結婚して都会に住み離れ離れです。会うのは年1回ほど。
1人さみしく生活をされています。
パチンコや競馬などが趣味でしたが、今は年金生活をするのがやっとです。
一日中テレビをつけているが、楽しく明るい話題は自分には無関係。
物価上昇などの不景気な情報を聞いて絶望感を感じる。
しかし、テレビをつけていないと音がしないので寂しい。
食べ物は別にこだわらず、面倒なのでレンチンご飯やカップラーメン。
そんな生活をされています。
さて、今のさっと話した内容の中に気になる点はありませんでしたか?
お爺さんの意欲減退の要因はたくさんありますね。
もはや負のスパイラルのような生活を送っています。
高齢の方が発する「お迎えが来るのを待つだけ」という決まり文句がありますが
本人がのぞまなくても、半自動的に導かれているような状態ではないでしょうか。
諦めてしまう環境に身を置かれることで何も望まなくなり、何もしなくなるのです。
とはいえ…1人暮らしの方が前向きに活動できる環境や資源は少ないです。
そもそも高齢者の方が豊かに暮らすためにはたくさんの課題があります。
しかし、解決策がないわけではありません。
まずは簡単なことからお話ししたいと思います。
1⃣健康を意識してみる
さっきのお爺さんは、面倒だからと言う理由で便利な食品に頼った
生活をされていましたね。
便利な食品にはたくさんのリスクがあることをご存じでしょうか。
もちろん知っている!と言う方は多いかもしれませんが
カップラーメンなどには保存料が多量に含まれているのです。
カップラーメン…美味しいですよね。
たまーに食べる分には人体に影響は少ないとされています。
しかし毎日となると…
日本の調味料はとても優秀で、「おいしい」と思わせることができる味を
科学的に作れてしまいます。
でも、どの企業も安くておいしいものを売ることが義務付けられている世の中で
もとは何を使われているのか…というテーマは見逃されるようになりました。
体に影響はないとは言えませんよね。
何が言いたいかと言うと
体の中に入れるものを少し変えてほしいということです。
カップラーメンを否定するわけではありません。
私も食べてしまいます…
めちゃおいしいです…
高齢の方の代謝、体力、水分量などを健康面から考えた場合
栄養はとても重要なテーマです。
五大栄養素はご存じだと思うのですが、
私も含め皆さんは意識的に摂取できているでしょうか。
自分に問いますが、答えはNOです。
高齢になるとさらにその意識は低くなってしまうのです。
だからこそ、気が付いたときには自分の体の為に
新鮮な野菜や魚を買って食べる意識をつけてほしいのです。
そんなものは高いじゃないか!とよく言われます(笑)
そうなんです…いいものは高いのです。
栄養がないと、人は健康では生きていけない。
その当たり前をもう一度思い出してほしいと思います。