前回の続きです。
2⃣大切にしている衣服を着てみる。
高齢の方が好む衣類は、徐々に地味なものになっていきがちです。
また、同じような衣服を着ていることはないでしょうか。
そうすることで身だしなみへの興味がうすれ、「これでいいか」と
簡単に着るものを決めてしまいます。
おしゃれから遠ざかっていくんですね。
だからといって目立つ衣類を着ればいいと言うわけではありません。
大切にしている衣類を着てほしいということなのです。
お年寄りが大切にしているものには、必ず思い出が存在します。
皆さんも大切な思い出が詰まったものは捨てられませんよね。
思い出=価値なのです。
高齢の方の家を片付けると、「それは使うから置いといてほしい」と
言われることが多いです。
たいていの場合、実際に使われることはありません。
それゆえ、本人の知らない間に家族が捨ててしまったり、リサイクルにだしてしまう
ことも少なくありません。
できればですが、大切にしているなと思うものは3点は残してほしいのです。
話が脱線してしまいましたが…
その思い出が詰まったものの中に、必ずお気に入りの衣類は存在します。
「もう着れない」と言われますが、そんなときはチャンスです。
思い出深い衣類にそでを通すと、違った表情が見えてくるかもしれません。
若かりし時代にタイムスリップすることができるかもしれません。
また、外出機会をつくる良いきっかけになりかもしれません。
お年寄りになると、希望を失って生活をすることが多くなります。
単純に服を着るだけなのですが、かなりのパワーを秘めているのです。