介護サービスを受けるということは介護職員と言う人が手助けをするということです。
介護職員に好かれるためにはどうするの?
ペコペコと頭を下げて、気を使って、もてなせばいいのか…
そうではありません(笑)
介護職員にも様々な人間がいます。もちろん気が合わない人もいるでしょう。
だからと言って気を使う必要はありません。
気になったことははっきりと伝えていいのです。
それが介護の質の向上や、家族負担の理解に繋がるからです。
ただし、注意しなければいけないのは介護でしてもらえる範囲を理解する必要があります。
介護=お手伝いさん という認識は残念ながら今になっても拭えていません。
なかにはお金を払っているのだからと、奴隷のような扱いをする方もいます。
こういった考えを持つ方はほんの一部ですが、残念なことに存在しています。
何故なのでしょうか。
それは、客と介護職員の優劣から、口外しないだろうという甘い認識がある
ためと考えられます。
介護サービスの基本として、提供した際のサービス状況を記録として残すことが義務付けられています。サービスを受けた利用者を守るためでもあり、対して介護職員を守るためでもあるのです。双方、人間という同じ立場で法に守られるというのが原則です。
例えば、女性職員に対してセクハラをする男性の利用者が居たとしましょう。
現実たくさんいるのですが(笑)
そんな方はおびえていただく必要があるかもしれませんね…
個人情報保護法で守られるのは、すべてのことではありません。
サービスを利用する前に、必ず契約をしますね。そこに重要事項説明書という
書類にも印鑑を押すわけですが。
さて、そこには何が書いているか知っていますか?
ざっくりと言いましょう。
個人情報の保護については守るが、必要な情報は事業所で共有し、サービス改善や
場合によって法的措置を取る。 という内容がほとんどなんですね。
事業所がつぶれないように、不利にならないように、お客さんがまずいことをしたら(この場合セクハラです)まずは事業所全体で解決策を出して取り組みますが、法的措置で解決する場合がありますよ…ということなんですね。
セクハラをしている利用者として、当然事業所内の一部で把握することになります。
簡単に言えば、不特定の人間に知られてしまいます。
それは職員を守るためなんですよね…
セクハラを受けた!というショックはとてつもなく大きいものです。
何故なら介護の手助けをするために家に入るわけですから、セクハラを受ければ
その家に入るのが怖くなるのは当たり前ですね。
ただでさえ離職率の高い介護です。それがきっかけで大事な人材を失うことも珍しいことではないんですね。
中には、少しくらい多めに見てあげながらセクハラをしないように諭す介護職員もいます。
利用者を守るために体を張って(汗)
結論を言いますと
モラルある人間で居ましょう ということですね。
友人になる必要はありませんが、仲の良い知り合いのような良好な関係を意識
することで、好かれる人になると思います。
もちろん…気を許しすぎてはいけません!
なあなあになると、言葉遣いや態度に出てくる介護職員もいますので
そこはピシッと言いましょう。言いにくかったらその職員の上司に連絡してください。
好かれる利用者になると、自然と事業所全体でも好かれるようになります。
介護職員同士の話で、好かれる利用者の話はとても前向きです。
「〇〇さん、本当に素敵な人です」
「〇〇さんの話は勉強になりますよ」
「今度〇〇さんを、食事会に誘いませんか?」
そんなことを言ってもらえる利用者になると、安心してサービスを受けやすくなるでしょうね。